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室外機にすだれを使う効果について 日除け対策で節電!冷房効率アップ!

室外機にすだれを使う効果について 日除け対策で節電!冷房効率アップ!

室外機の状態は、エアコンの効率を左右する大きな要因です。特に、室外機にすだれやその他の日除けを取り付けることは、節電効果や冷却効率の向上が期待できるとされています。この記事では、その実際の効果や正しい方法について、詳しく解説していきます。

目次

室外機の日除け対策は節電、冷房効率UPに効果はあるのか?

室外機に適切な日除けを設置することは、エアコンの効率を向上させるために重要な役割を果たします。しかし、その前に室外機の基本的な役割や日陰に置くべき理由、日除けによる具体的な節電と冷却効率の向上について説明します。

そもそも室外機の役割とは?

室外機はエアコンシステムにおいて、室内の暖かい空気を取り込んで冷やし、それを再び室内に送り出すという重要な役割を担います。このプロセスの中で、室外機は熱を外に排出することで、冷媒を再び冷却する必要があります。この熱交換プロセスが効率的に行われることが、全体のエアコンシステムの性能を左右します。室外機が効率良く熱を排出できない場合、全体の冷却効率が低下し、エネルギー消費が増大するだけでなく、室内の温度調整にも時間がかかるようになります。

室外機の役割
(引用:エアコンのしくみを知りたいです。|HITACHI)

室外機は基本的に日陰に置く

室外機を日陰に設置する理由は、直射日光による過熱を避け、熱交換効率を保つためです。日陰に設置することで、室外機の温度を自然に抑えることが可能となり、エアコンの冷却能力が向上します。日差しが直接室外機に当たることを防ぐことで、冷媒が効率よく熱を放出しやすくなり、その結果、エアコン全体のエネルギー効率が良くなります。これにより、エアコンの負荷が軽減され、長期的にはエアコンの寿命を延ばす効果も期待できます。

室外機は基本的に日陰に置く
(引用:お部屋の外の室外機もチェックしよう|DAIKIN)

「室外機に日除け」による節電効果は?冷却効率はアップする?

日除けを利用することで室外機に直接的な日光が当たるのを防ぎ、室外機の温度上昇を大幅に抑制することができます。これにより、エアコンの冷却プロセス全体が効率化され、より少ないエネルギーでより多くの冷却を実現することが可能となります。

具体的には、室外機が冷却する空気の温度が低く保たれるため、エアコンが設定温度に達するまでの時間が短縮され、連続運転の時間が減少します。これは直接的な電力消費の削減につながり、特に長い夏の期間中には電気代の大幅な節約に貢献します。さらに、冷却効率の向上はエアコンの負担を減らすことにも繋がり、故障リスクの低減や保守費用の削減にも寄与します。

日除けを使用して室外機の温度上昇を
防ぐことで、電気代の節約にもつながる

室外機の日除けをするときに気をつけたい5つのこと

日除けを設置する際には、室外機の性能を損なわないように注意が必要です。ここでは、そのための具体的なポイントを5つ挙げます。

1. 室外機全体を覆わないこと

室外機の日除けを設置する際には、通気性を保つことが最も重要です。室外機全体を覆ってしまうと、エアコンが熱を効率よく外に逃がすことができず、内部の温度が過度に上昇してしまいます。これにより、エアコンの冷却効率が低下し、消費電力が増加するだけでなく、長期的にはエアコンの故障につながるリスクも高まります。適切な日除けは室外機の上部だけをカバーすることで、十分な空気の流れを確保し、室外機の性能を維持するのが理想的です。

日除けは室外機の上部だけをカバーし、空気の流れを確保することで、室外機の性能を維持するのが理想的

2. 室外機より大きいサイズを選ぶこと

室外機を覆う日除けは、室外機自体よりも若干大きめに選ぶことが望ましいです。これにより、日除け自体が直接室外機に触れることなく、周囲からの熱を遮断しつつ、適切な通気性を確保することができます。サイズが適切でない日除けを使用すると、室外機の効率が低下するだけでなく、不意の強風などで日除けが室外機に接触して損傷を与える可能性があります。適正なサイズの日除けを選ぶことで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。

3. 日差しの当たり方を考慮すること

日除けを設置する際には、室外機の設置場所と日差しの方向をしっかりと考慮する必要があります。日中の日差しの強さや角度によっては、日除けの位置や角度を調整することで、より効果的に日差しを遮ることができます。また、季節によって太陽の位置が変わるため、夏場と冬場で日除けの設置方法を変更することも効果的です。最適な日除けの位置を見つけることで、室外機の効率を最大限に高めることができます。

4. 室外機に直接水をかけないこと

室外機に水をかけると、一見すると冷却効果があるように思えますが、これは室外機に損傷を与える原因となり得ます。特に室外機の電子部品に水が入ると、ショートや腐食を引き起こし、最悪の場合、エアコンが故障することもあります。また、急激な温度変化により室外機の部品が損傷することもあります。水を使用する代わりに、適切な日除けや通気性の良い設計を利用して、自然な方法で室外機を冷却する方が安全かつ効果的です。

ショートや腐食、故障の原因になるので室外機に水をかけるのはNG!

5. 冬が来たらカバーを外すこと

室外機の日除けは主に夏場の使用が前提ですが、冬場には取り外すようにしましょう。冬に日除けをそのままにしておくと、室外機の通気性が悪くなり、特に雪や氷が積もる地域では室外機が凍結しやすくなります。これにより、エアコンのヒートポンプ機能が低下し、効率的な暖房ができなくなる可能性があります。冬場は日除けを取り外して室外機の通気性を保ち、エアコンの全機能を正常に動作させることが重要です。

室外機の日除けに効果的なアイテム

室外機に適用できる日除けアイテムは様々ありますが、ここでは特に効果的なタイプを紹介します。それぞれのアイテムには利点と適用場面が異なり、最適な選択が節電と冷房効率の向上に貢献します。

天板タイプ

天板タイプの日除けは、室外機の上部に単一の平板を設置するスタイルで、直射日光を直接遮ることができます。このタイプの利点は、設置が非常に簡単で、風通しを損なうことなく効果的に日差しを避けられる点です。さらに、天板タイプは見た目がスッキリしており、住宅の外観を損ねることなく使用できます。材質も多様で、耐候性に優れたものを選ぶことで長期間の使用が可能です。日除けの効果としては、室外機の表面温度を著しく下げ、内部コンポーネントへの熱ストレスを大幅に軽減させます。

天板タイプの日除け

(引用:室外機の日除けや遮熱で省エネになりますか?|HITACHI)

箱型タイプ

箱型の日除けは室外機を四方から囲むことで、より包括的に保護することができるタイプです。このデザインの最大の利点は、強い日差しや雨風から室外機を保護することができるため、特に過酷な気候条件下でも室外機を効果的に守ることができます。ただし、このタイプの日除けを使用する際には、十分な通気性が確保されているかを確認する必要があります。通気性が不足していると、室外機の冷却効率が低下する原因となるため、選択する際は慎重に検討することが重要です。また、設置には少し手間がかかりますが、その分、室外機の寿命を延ばす効果も期待できます。

箱型タイプの日除け

すだれタイプ

すだれタイプの日除けは、天然素材または合成素材で作られた軽量で柔軟なマットを室外機に掛ける方式です。このタイプの大きな利点は、自然な見た目で環境に調和しつつ、適度な日差しを遮りながらも空気の流れを妨げないことです。すだれは取り付けが容易で、必要に応じて簡単に取り外しや調整が可能なため、利用者によっては季節ごとに取り外しや調整を行うこともできます。また、すだれはコストパフォーマンスに優れており、低予算で日除け対策をしたい場合に特に適しています。風通しを損なわずに効果的に日差しを和らげるため、室外機の効率を維持しつつ節電にも貢献します。

(引用:夏場の冷房の「効き」を左右するエアコンの心臓「室外機」
「室外機」の周辺環境を見直して省エネで快適な夏を過ごそう
|DAIKIN)

グリーンカーテン

グリーンカーテンは植物を利用した生態的な日除け方法で、室外機の近くに蔦やヘチマ、朝顔などを植え、それが成長することで日差しを遮るというものです。この方法の利点は、日除け効果だけでなく、緑化による美観向上と生態系への貢献です。また、植物は自然のエアフィルターとして機能し、周囲の空気を清浄化する効果もあります。しかし、グリーンカーテンを成功させるには、適切な植物選びと定期的な管理が必要です。しっかりと手入れをして成長させることで、夏場の厳しい日差しを効果的に遮りながら、エアコンの効率を高めることができます。

朝顔のグリーンカーテン

室外機の効率がアップ!すだれ以外の効果的な方法

すだれを使う以外にも、室外機の効率を向上させる方法はいくつかあります。これらを実践することで、さらにエアコンの性能を高めることが可能です。

室外機の周りの風通りをよくする

室外機の周囲の風通しを良くすることは、室外機の効率を向上させる重要な要素です。室外機の周囲に十分なスペースを確保し風通しをよくすることで、室外機が吸い込む空気が冷やしやすくなります。草木や雑草が室外機の通風を妨げる場合は、定期的に剪定や除草を行い、空気の流れを最適化することが重要です。さらに、室外機の前後に物を置かないようにし、風が直接室外機に当たるようにすることも効果的です。こうすることで、室外機は熱をより効率的に外に放出し、エアコン全体の負荷を軽減することができます。

アルミフィンに打ち水をする

夏場の特に暑い日には、室外機のアルミフィンに適量の水を打つこともおすすめです。この方法は、水の蒸発時に発生する冷却効果を利用して、室外機の温度を下げることができます。打ち水をする際は、水量に注意し、室外機に水が直接かかりすぎないようにします。適度な水の量であれば、室外機の冷却を助け、エアコンの効率を一時的に向上させることが可能です。ただし、この方法は一時的な解決策であり、日常的な冷却効率の向上には、他の持続的な方法と組み合わせる必要があります。

夏の暑い日には室外機の温度を下げるために、アルミフィンに打ち水をするのも効果的。ただし水のかけ過ぎには注意

エアコンクリーニングする

エアコン全体の性能を維持し、効率を最適化するためには、定期的なクリーニングが不可欠です。特に室外機は、外部からのほこりや汚れが蓄積しやすいため、これらの汚れを定期的に清掃することで、熱交換効率を高めることができます。プロのサービスを利用して年に一度は室外機のクリーニングを行うことをお勧めします。クリーニングによって冷媒の流れがスムーズになり、エアコンの冷却能力が向上し、電力消費も削減されます。また、定期的なメンテナンスは、エアコンの寿命を延ばす効果もあり、長期的に見て経済的なメリットが大きいです。

室外機にすだれを使う効果について 日除け対策で節電!冷房効率アップ!まとめ

この記事では、室外機にすだれやその他の日除けを使用することの節電効果や冷房効率向上の効果について解説しました。室外機を適切に保護することで、エアコンの性能を最大限に引き出すことが可能になります。日除け対策は、見た目の美しさだけでなく、実用性においても大きなメリットがあります。夏の準備として、ぜひ室外機の日除け対策を検討してみてください。

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